兵馬俑のだまし絵(エントランスの床に書かれていました) |
国と県が連携して事業を運営し、年4回の特別展に加え、展示室の一部を週替わりで展示する文化交流展など、常に新鮮な発見のある博物館としての工夫があり、来館者数は年間100万人を超えています。また通常では考えられないことですが、貴重な文化財を保管する収蔵庫に観察窓を付けるなど、視察・見学者が楽しめるバックヤードツアーなど、様々な工夫がされていました。
規模や事業費などは比較にできるものではありませんが、市美術博物館においても常設展示を一部週替わりにしてリピーターを楽しませる取り組みや、バックヤードツアー、子どもが楽しめる体験型展示室などは積極的取り入れることが出来る事業だと感じました。
また2020年に国内5番目となるアイヌ文化博物館(仮)が白老町に誕生する予定ですが、今回視察した九州国立博物館の施設や立地環境、運営、来館者数などの圧倒的なスケール感を身近に体験できることは、苫小牧市民にとっても幸運なことであり、特に教育現場においては、積極的に視察・見学を取り入れる必要性を強く感じました。