2017年6月9日金曜日

一般質問通告しました

第11回市議会定例会で、下記の通り5項目について質問します。

1.IR(統合型リゾート)について
IR誘致に手をあげていることから、その調査費として4500万円の予算をつけています。
国の方針も少しづつ明らかになってきていることから、聞かない訳にはいきません。

2.基金について
地方自治体の基金残の増加が問題視され始めています。
苫小牧市は今後老朽化した公共施設の建て替えに必要な基金を積み立てており、影響がないか確認します。
また、ふるさと納税で頂いた指定寄付金も基金に積み立てられており、その使い方について市の考えを聞きます。

3.犯罪被害者見舞金について
犯罪被害者見舞金は道内で2自治体が取り組んでおり、苫小牧市においても導入する必要性を訴えます。

4.苫小牧港漁港区将来ビジョンについて
中央インターチェンジ・市民ホール立て替えなど、中心市街地において交流人口が増加することが想定できます。
苫小牧でもっとも観光客が訪れる場所のひとつである、漁港区周辺における観光の位置付けと、老朽化しているぷらっとみなと市場のありかたについて、考えを聞きます。

5.教科書選定について
謝礼金などで問題になった教科書選定方法について、今後どのように改善していくのか確認します。
また、教育委員会の考えを明示することで、より透明性を高めることができることを提案します。


一般質問は6月15日の昼頃になると思います。

2016年4月15日金曜日

九州国立博物館の概要及び展示方法について

兵馬俑のだまし絵(エントランスの床に書かれていました)
当博物館は平成172005)年、京都国立博物館以来108年ぶりに新設された4番目の国立博物館です。『日本文化の形成をアジア史的観点から捉える』というコンセプトの基、文化交流の歴史研究、文化財の収集、生涯学習活動支援、地域連携の4つの基本構想により設立されました。

国と県が連携して事業を運営し、年4回の特別展に加え、展示室の一部を週替わりで展示する文化交流展など、常に新鮮な発見のある博物館としての工夫があり、来館者数は年間100万人を超えています。また通常では考えられないことですが、貴重な文化財を保管する収蔵庫に観察窓を付けるなど、視察・見学者が楽しめるバックヤードツアーなど、様々な工夫がされていました。

規模や事業費などは比較にできるものではありませんが、市美術博物館においても常設展示を一部週替わりにしてリピーターを楽しませる取り組みや、バックヤードツアー、子どもが楽しめる体験型展示室などは積極的取り入れることが出来る事業だと感じました。

また2020年に国内5番目となるアイヌ文化博物館(仮)が白老町に誕生する予定ですが、今回視察した九州国立博物館の施設や立地環境、運営、来館者数などの圧倒的なスケール感を身近に体験できることは、苫小牧市民にとっても幸運なことであり、特に教育現場においては、積極的に視察・見学を取り入れる必要性を強く感じました。

2015年8月16日日曜日

平和祈念式典

昨日、平和祈念式典に参加しましたが、毎年少しづつ参列者が減少しているのが気になります。

戦没者の遺族が高齢化し、自然減となっていることが原因のひとつといえますが、本来この式典は、戦没者の関係者に関わらず、戦没者に追悼の誠をささげ、戦争の悲惨さと平和の尊さを戦争を知らない次世代へに伝える大切な行事です。

私自身、4年前の東日本大震災を通じて、津波の脅威や防災の大切さを現在も感じることができますが、阪神・淡路大震災に関しては感性がにぶっているのがわかります。

時間の経過で、当事者でも忘れてしまうことを次世代に伝えていくにはどうすればいいのか?
まずはこの式典の参加者を増やすことを真剣に考えることから始めるべきだと思います。




2015年2月18日水曜日

甘い考え

先日、後援会の役員Yさんの紹介で、50代前半の若手経営者Nさんとお会いしました。
初対面でもはっきりと話をする方で、いきなり議員になろうとした理由について聞かれたので、いつもの通り答えました。

(板谷)
『なかなかやれない仕事だから。』
『サラリーマンとはほとんど無関係の仕事なので興味があったんです。』

(Nさん)
『儲かるからじゃないの?』
『エラそうにできるからじゃないの?』

(板谷)
『私はボンボンだからそういったことにあまり欲がないんです』

(Nさん)
『普通はいい車に乗ったり、やりたいことやるためにお金を稼ぐんじゃないの?』

(板谷)
『・・・ 』


Nさんとの会話で、自分がどれ程恵まれた環境にいて、甘い考えの人間であるのか、あらためて感じることができました。
過度の贅沢をしたいとは思いませんが、収入を得るために仕事をしなければならない。
4年前に安定したサラリーマン生活を興味本位で退職し、家内がどれほど不安だったか、想像すると申し訳ない気持ちで一杯になりました。

2014年12月18日木曜日

衆議院議員選挙

先の衆議院銀選挙は現職の堀井学氏が当選し、自民党の安定政権が継続するかたちとなったことから、苫小牧市を含めて胆振・日高地方においては良い結果になりました。
『アベノミクス解散』と言われている今回の選挙でしたが、候補者から有権者に対して明快と言えるような解散の理由については聴くことができなかったように思います。

安倍総理自身、『消費税増税の先送りの信を問う』とわかりやすい言葉を使ったが、なぜ先送りしたのか?について、またアベノミクスの最大の目標である『デフレ脱却、H26インフレターゲット2%』について、国民にわかりやすく説明することが、なぜできなかったのか?

デフレとは物やサービスの値段(価値)が低下するので、現在給料をもらっている人や貯蓄率の高い高齢者にとっては非常に良い環境だが、サービスを提供する側、給料を払う側にとっては厳しく、企業は衰退し、学生は就職難となっています。
あくまでも私見ではあるが、今回の選挙はデフレからインフレ、つまり、現在のサービス享受者の中心を高齢者から、企業の再生と日本の将来を担う若者にかえていくこと、これがテーマではなかったのか?

政治に関心のない若者を持ち上げて、大票田とも言える高齢者に不都合な政策を訴えることは選挙ではご法度なので説明できなかったのか?
やはりわからない。