今年度の補正予算でIR視察(シンガポール)が審議・可決されました。
秋の臨時国会でカジノを含むIR法案が成立する可能性が高く、誘致に手をあげている苫小牧市としては、情報収集と調査を早急に始めて競合する他都市との差別化を図らなければなりません。
特にカジノを含んでいる限り、ギャンブル依存症などの社会的な危害を出来る限り少なくする施策について知らなければ基本的な制度設計ができません。
① 自国民に対する割高な入場料金を設定(需要の抑制)
② 未成年の入場禁止
③ 警察によるカジノ施設からの顧客排除要請
④ 本人および家族による申請により、カジノ施設からの強制排除
⑤ 施設内ATM設置の禁止
⑥ 射幸心(幸運を願う心理)をあおる広告等の禁止
⑦ ギャンブル依存症患者に対する施策
これらはシンガポールでのカジノ法制度にあるもので、法案通過後の実施法に盛り込まれる可能性が高い、というより盛り込まれなければなりません。
インターネットでこの程度のことはすぐに調べられますが、実際に見ること、体験することでIRを誘致する必要性を強く感じることがなければ、IRを知らない市民に理解を得ることはできないでしょう。
現状では苫小牧がカジノ誘致に成功する可能性はそれほど高くはないが、この補正予算が可決されたことで首の皮一枚残った、というところかと思います。
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